经典老虎机

グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ホーム >  人間文化研究所 >  イベント開催報告 >  マンデーサロン開催報告 >  マンデーサロン開催報告 研究奨励賞 受賞記念講演

マンデーサロン開催報告 研究奨励賞 受賞記念講演


日時:2022年6月20日(月) 16:30~17:30

●毛利雅子先生
研究奨励賞 受賞記念講演
「通訳談話とLGBTQ―原発話と通訳談話の差異が及ぼす影響」


<開催報告>
通訳者は、原発話を目標言語に転換し、等価での意味を伝えることが求められる。
しかし、原発話者と通訳者の性別の違いなどから、原発話の印象やニュアンスが必ずしも目標言語と等価になるとは限らない。例えば、原発話者が男性、通訳者が女性だった場合、レジスターや等価を意識しても、声や話し方などから、印象が異なることは否めない。
更に、原発話者にLGBTQが関係していた場合、外見の性別からの影響や、発話者のジェンダー、原発話における男性語?女性語といった役割語が表出することもある。また、通訳者が加わることで発話における役割語、レジスター、等価性を維持することは非常に困難になる。
本発表では、公判通訳実例を用い、LGBTQの影響、発話者と通訳者のジェンダー、目標言語におけるジェンダー、レジスターの表出について論じ、被疑者に対する心象への影響や法廷参与者の戸惑いや混乱、現場における考えられる対応策について論じた。